年を重ねるごとに信心深くなっている。
京都の壬生寺で行われる「壬生寺節分会(みぶでらせつぶんえ)」は約900年も続く歴史ある行事。
表鬼門にあたる吉田神社の節分祭と並んで大変有名で、境内には露店が立ち並び、壬生狂言の観覧、炮烙奉納、厄除だるまを求めて全国から10万人以上の参拝客が訪れる。
なぜ?
ハロウィンの渋谷に若者が集まるのと同じ現象なのではないだろうか。そこに行けば新しい出会いがあり、喜びを感じる発見が得られるかもしれない。時間と空間を共有することで、何か新しいコトが始まるかもしれない、という期待感!
招福・除災祈願を兼ねて“宝物”を探しに行く壬生寺節分会。お祭り大好きの私にとっては、毎年欠かせないイベントだ。
< にぎわいアドバイザー 池澤守の “ちょっと一言” >
蔓延る悪鬼を豆で追い払う節分。悪霊から仮装で身を守るハロウィン。古くから続く伝統祭事には、人を熱狂と共感へと誘う特異な力が宿っているのです。