研究Report_11

“Rhizomatiks 10”
〜実空間の表現に革命を起こした Rhizomatiksの10年間、
 そしてこれから〜

編著:にぎわい空間研究所編集委員会 
 Rhizomatiks 10会場撮影:クドウオリジナルフォト
 
 
 
 
 平成29(2017)年4月19日から30日にかけて、東京・表参道のスパイラルで展覧会「Rhizomatiks 10」が開催された。同展覧会は、優れた独創性と高度なデジタル技術を駆使しながら幅広い領域で表現活動を展開するクリエイター集団「Rhizomatiks(ライゾマティクス)」の10年間の歩みを回顧するものだ。
 
 にぎわい空間研究所では、リアル空間ビジネスにおける価値創出の新たな領域として、リアルとバーチャルを融合した第3の空間「リバーチャル空間」こそが鍵を握ると考え、平成29年2月14日に開催したイベント「にぎわい空間創出FORUM2017」では、リバーチャル空間産業の持つ大きな可能性に関する提言と議論を行った。
 
 ライゾマティクスはデジタル技術によってリアルな実空間での表現の可能性を追求してきた、いわば「リバーチャル空間づくりの先駆者」である。本研究所では、ライゾマティクスの表現活動の先駆的な意義に注目し、今回の展覧会「Rhizomatiks 10」を取材した。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 会場では、タブレット120台による映像インスタレーションが設けられ、それぞれのタブレットにはライゾマティクスが手がけてきた広告、イベント、ライブ、アートプロジェクトなどの映像が映し出された。10年間にわたる同社の活動が時系列で並べられた映像の集合体は、ライゾマティクスが現在勝ち得ている名声が、新たな表現への飽くなき挑戦の上に成り立っていることを物語っていた。
 

  また、円形のアトリウム空間では、ライゾマティクスが平成27(2015)年12月にスパイラルホールで上演したダンス作品「border」のAR(オーグメンテッドリアリティ:拡張現実)システムを展示。来場者がヘッドセット型のバーチャルリアリティ・ディスプレイを装着してborderの映像世界を体験できる機会を提供した。

 
 
 
 
 
 
 
 
  ヘッドセットにはカメラが装備されており、内部のディスプレイには目の前にあるアトリウム空間の実写風景が映し出される。球体のみが浮かぶシンプルなはずの空間は、いつしか床が変形し、空中には幾何学的なデザインが現れる。体験者はヘッドセットを装着している数分間、リアルとバーチャルの区別がつかなくなる不可思議な世界に没入するのである。
 
 
 
ミュージアムでの作品制作を通じて
技術と表現を醸成した黎明期
 
 
 4月23日には、展示終了後に「ライゾマティクス会社説明会」と銘打たれたトークイベントを開催。ライゾマティクスの主要メンバーである齋藤精一氏(㈱ライゾマティクス代表取締役社長、Rhizomatiks Architecture代表)、真鍋大度氏(㈱ライゾマティクス取締役、Rhizomatiks Research代表)、石橋素氏(㈱ライゾマティクス取締役、Rhizomatiks Research共同代表)が登壇し、同社の10年間を振り返るトークが行われた。
 
 
 
 ライゾマティクスは平成18(2006)年7月の創業だが、当初はウェブサイトの制作業務が中心だったという。PRサイトなどの制作業務をこなしながら地道に会社としての基盤を固める一方で、メディアアートの研究、実験、作品制作を精力的に行っていった。メンバーが関心のあるテクノロジーを研究し、NTTインターコミュニケーション・センター(ICC)や山口情報芸術センター(YCAM)といったメディアアートのミュージアムにおいて、実空間でのインタラクティブな作品を発表することで、独自の表現とそれを実現する技術を開発していったのだ。
 
 

 

「true / 本当のこと」(平成19(2007)年9月 会場:山口情報芸術センター)
参加アーティスト:
藤本隆行、白井剛、川口隆夫、南琢也、真鍋大度、堀井哲史、齋藤精一、石橋素、照岡正樹、北村教子 

 
 
 
 

NIKEとのプロジェクトで示した
リアルタイムでの解析技術と表現

 
 

 大きな転換点のひとつは、平成21(2009)年11月の「NIKEiD GENERATOR」の店頭プロモーションだった。NIKEiD GENERATORとは、真っ白なスニーカーをユーザー好みの配色にカスタマイズできるラインナップだが、日本人は自由に彩色するのが苦手。そこでライゾマティクスでは、来場者の洋服をスキャニングして色を抽出し、プログラムによってスニーカーを彩色した画像を自動生成するシステムを構築したのだ。

 

 「NIKE iD STUDIO.Fukuoka」

 
 
 

 この斬新なシステムを実現したことによって、NIKEとのプロジェクトが広がり、平成22(2010)年4月には「NIKE FREE」のプロモーションビデオ「NIKE MUSIC SHOE」を手がける。NIKE FREEは柔軟性に富んだスニーカー。ライゾマティクスは、その柔軟性に着目して、スニーカーのソールの伸縮に応じて音をリアルタイムに生成するシステムを開発。DJアーティストの「HIFANA」とのコラボレーションでプロモーションビデオを制作した。
 
 
「NIKE MUSIC SHOE」
 
 
 
 
「単にスニーカーを使ったDJプレイという映像であれば、リアルタイムで音を生成するシステムまで構築する必要はなく、後付けの編集で音を付ければよいのですが、そこをあえてリアルでやったことに価値がありました。メディアアートで培ってきたことが広告という世界でビジネスになるきっかけになったのはNIKE MUSIC SHOEのプロジェクトでした」(石橋氏)

 

 
 
 センシングやコンピュータ解析のプログラムを駆使しながら、リアルタイムで唯一無二の表現を生み出し、実空間でのライブパフォーマンスとして結実させる。この「ライブへの対応」がライゾマティクスの強みとなっていく。
 

想定できない状況に備えて
バックアッププランを準備
 
 
 

 ライゾマティクスの名を一般にも広めたプロジェクトのひとつが、テクノポップユニット「Perfume」とのコラボレーションだ。演出振付家のMIKIKO氏とチームを組み、衣装の設計、動きのセンシング、データの解析、そして衣装の発光やプロジェクションマッピングによって、かつてないステージ演出を実現した。その表現はプロモーションビデオにとどまらず、国内外でのライブパフォーマンス、さらにはNHKの紅白歌合戦などの生放送番組でも実現していく。
 
 
 例えば、平成(2013)年6月にフランスで開催された「カンヌ国際クリエイティビティ・フェスティバル」では、Perfumeの衣装にプロジェクションマッピングを行った。ウェブサイトにファンからの投稿されたメッセージや衣装のデザインをリアルタイムに取り込みながら映像としてPerfumeの衣装に投影。さらには、白い衣装のシャツやスカートなどパーツごとに認識し、解析をリアルタイムで行いながらパーツごとに映像を投影することで、従来のプロジェクションマッピングの演出にはない幻想的な存在感を浮かび上がらせたのである
 
 
「Perfume Performance Cannes Lions International Festival of Creativity」
 
 
 失敗が許されず、なおかつ十分な準備時間の確保できないライブの現場でライゾマティクスはいかにプロジェクトを実現させていったのだろうか?
 
「プロジェクトへの参加が決まり、制作準備が始まっても構成や楽曲が決まっていない場合がほとんどです。条件が分からないから、常にふたつ以上の方法を考え、同時に開発していきます。そしてある程度演出が決まった時点で、最善の方法を選択します。失敗の許されない現場だからこそ、バックアッププランを用意する必要があるのです」(真鍋氏)
 
 
 こういった対応力を支えるのがやはりメディアアート作品の制作と発表であると、真鍋氏は語る。
 
「(Perfumeのステージのような)大掛かりなシステムをいきなり本番の舞台でやるのは危険です。ICC(NTTインターコミュニケーション・センター [ICC] )やYCAM(山口情報芸術センター)といったミュージアムで作品としてかたちにしながら検証の機会を設けます」
 
 平成27(2015)年12月にスパイラルホールで上演したダンス作品「border」にしても、いつかPerfumeで使うことを想定しながら演出振付家のMIKIKO氏とともに作品を仕上げたという。
 
 
 「border(2015) - another perspective - short ver.
(Rhizomatiks Research + ELEVENPLAY + EVALA + Kinsei)」
 
 

  border は1公演10名の観客が参加できるダンス公演。観客は、パーソナルモビリティに乗って、ヘッドセット型のバーチャルリアリティのディスプレイを装着する。公演が始まると、内部のディスプレイには、ヘッドセットに装備されたたカメラで撮影されるステージの実空間とデジタル・グラフィックスによるデータ空間が重なりあったAR空間が出現する。
 
 自動制御によってステージ上を動き回る10台のパーソナルモビリティ。観客がカメラを通し見ている実空間の映像は、リアルタイムで解析され、プログラムが生成するバーチャル映像と融合する。途切れることなく現れるリアルなダンサーとバーチャルなダンサー。観客はリバーチャルな映像空間に没入していくが、時にダンサーに触れられることで、リアルな感覚世界へと引き戻される。こうして、観客はリアルとバーチャルの区別がつかなくなる「迷宮的な空間」へと入り込んでいくのだ。
 
 

 

 

世界の舞台で評価された
ライゾマティクスの実力
 
 
 平成28(2016)年はライゾマティクスの実力が世界的にも高く評価された年だった。まず、アメリカのオーディション番組「America's Got Talent」に出演。ライゾマティクスはMIKIKO氏とともに、発光するドローンとダンスが見事に同期するパフォーマンス「24 Drone Flight」を発表した。
 
 
「Elevenplay: Dance Act Creates Stunning Visuals with Drones and Lights
America's Got Talent 2016」
 
 審査員から高い評価を得て準決勝まで進んだが、ライゾマティクスは次のプロジェクトの準備のために、やむを得ず出演を辞退した。メンバーたちは8月に開催されたリオデジャネイロ五輪閉会式において、「リオ2016大会閉会式東京2020フラッグハンドオーバーセレモニー」の技術演出を担当していたのだ。安倍首相がスーパーマリオに扮して、東京からリオに駆けつけるとともに、世界的なアニメやゲームのキャラクターたちも総動員してクールジャパンを印象づけたあのプレゼンテーションだ。
 
 ライゾマティクスは、東京五輪で実施される競技のグラフックスをARによって会場に浮かび上がらせるとともに、光のフレームとダンサーたちが繰り広げるパフォーマンスの技術演出に携わりながら、東京五輪への期待感を世界の人々に提示する大役を担った。
 
 
「【NHKリオ】2020へ期待高まる!トーキョーショー」
 
 
 America's Got Talentへの出演、そしてリオデジャネイロ五輪での技術演出を経て、ライゾマティクスには海外のエンターテイメント企業から数多くのオファーが寄せられているという。
 
「最近多いのは、ドバイ、ラスベガス、中国からの案件です。エンターテイメントに投資する地域が確実にこれらのエリアにシフトしています」(齋藤氏)
 
 平成29(2017)年はこういった海外での案件も実現していく予定だ。
ライゾマティクスの課題は
制作環境を改善すること
 
 
 
 トークイベントの最後には、来場者からの質問に答える時間も設けられた。印象的だったのは、「ライゾマティクスが目指すことは何か」という質問。
 
 
「とにかく制作環境をよくしていきたい。現在は(茨城県の)つくばに制作場所があって、イベントの前になるとすべての機材を持ち込んで合宿をします。非常に時間や労力のロスが多いのが現状です。今、東京では様々な再開発が行われています。都心エリアでビルのスペースを制作スタジオとして提供してもらえないか、いろいろな会社にお願いしているところです」(齋藤氏)
 
  
 
 
 制作環境を改善したい。その回答は、どれほど時代の寵児として賞賛されようと、ライゾマティクスはあくまで「ものづくり集団」であることを物語っている。研究開発へのあくなき探究心。そして、誰も見たことのない空間表現で人々を感動させたいというクリエイターとしての信念。ライゾマティクスが飛躍した10年の背景には、そんな原動力があったのだ。
 
 
 
 
 
同じ土俵で戦ってはいけない
僕らはその先にあるものを狙う
 
 
 
 トークイベント終了後、真鍋、石橋、齋藤の3氏がにぎわい空間研究所の取材に応じてくれた。
 
 
 10周年を迎えたライゾマティクス。まず、真鍋氏にデジタルアートがもたらす空間創造の可能性について聞いてみた。
 
「Googleにしても『Ai×アート』のプロジェクトを大々的にスタートし、膨大なリソースを背景に世界中のメディアアーティストと一緒にプロジェクトを展開し始めています。AmazonやGoogleを敵対視しているわけではありませんし、一緒にやれることがたくさんあって大きな可能性もある。でも、一方で同じ土俵で戦ってはいけない。僕らはその先にあるものを狙っていかないといけないと思います」

               

 
 
   

真鍋大度氏(㈱ライゾマティクス取締役、Rhizomatiks Research代表)
昭和51(1976)年生まれ。東京理科大学卒業。システムエンジニア、ウェブエンジニアとしての経験を積んだのちに、平成18(2006)年7月に㈱ライゾマティクスを設立。平成27(2015)年よりRhizomatiksでもR&D的要素の強いプロジェクトを行うRhizomatiks Researchを石橋素氏と共同主宰。プログラミングとインタラクションデザインを駆使して様々なジャンルのアーティストとコラボレーションプロジェクトを行う。
https://research.rhizomatiks.com / http://www.daito.ws

 
 
 

“Research”は研究開発と
実践の両方ができる位置にいる

 
  

 平成28(2016)年7月、ライゾマティクスでは「Research」「Architecture」「Design」という3部門を立ち上げ、事業の柱を明確に打ち出した。部門が独立したことで何か変化はあったのだろうか? Researchの共同代表である石橋氏はこう答える。
 
「我々のチームは以前、『開発陣』と呼ばれていましたが、Researchという部門が明確になったことで、より研究開発的な動きができるようになりました。技術研究を行い、論文を書き、さらにはそれらの研究成果を実案件で使うことができます。研究と実践の両方ができる位置にいるのです。学術的にも意味のある研究開発を行い、それを論文として残していけば、誰もが参照できて、研究がさらに進んでいきます。
 
マサチューセッツ工科大学が設立された時、『論文のように動かないものだけでなく、実際に動くものを作らなければダメだ』という議論がありました。でも、今は動くのが当たり前の時代です。理論的な説明なしでも、純粋に『おもしろい!』と思えるものを世に送り出していくことが大切です。ぜひ、そこは狙っていきたいですね」

 

              

 
   

石橋素氏(㈱ライゾマティクス取締役、Rhizomatiks Research共同代表)
昭和50(1975)年生まれ。東京工業大学制御システム工学科、岐阜県立国際情報科学芸術アカデミー(IAMAS)卒業。卒業後は、フリーランスとしてショールームや科学館などの常設展示のインタラクティブシステムのデザイン・制作を行う。平成18(2006)年7月、㈱ライゾマティクス設立時から活動に参加。平成20(2008)年、眞鍋大度と4nchor5 la6を設立。デバイス制作を主軸に、数多くの広告プロジェクトやアート作品制作、ワークショップ、ミュージックビデオ制作など、精力的に活動行う。
https://research.rhizomatiks.com /  http://www.motoi.ws/lang/ja/profile

 
 

一過性では消えないような
「場所づくり」に関わりたい
 
 
 にぎわい空間研究所はリアルとバーチャルを融合した「リバーチャル空間」こそが、これからのリアル空間産業において重要な役割を果たしていくと位置付けている。ライゾマティクスの代表であり、Architectureの部門を率いている齋藤氏は様々な場面で、「テクノロジーのコミュニケーションと実空間が加速度的に融合していく」と発言している。例えば、JDN(ジャパンデザインネット)のインタビューではこう語っている。
 
「2020年には、デジタルのレイヤーでイベントがまず起こっていて、ワンレイヤー下の実際の現実空間ではまた違うイベントが起きている、というような、デジタルの世界と物理的な都市環境や空間が共存する都市になっていると思います。その時に、建築出身でデジタルをやっている僕のスキルを使ってみたい」
出典:ジャパンデザインネット「アートプロジェクト」
 
 Architectureを立ち上げてから、ライゾマティクスでは建築関連の案件を数多く依頼されるようになった。都市開発のプロジェクトが多く、依頼の内容は集客プロモーションからコンテンツづくり、エリア全体のグランドデザインなど様々だ。
 
 齋藤氏は都市開発においても、文化的な要素をうまく機能させていくことが不可欠だと語る。
 
「デジタルのテクノロジーを使った子どもの遊び場のようなエンターテイメントも登場し、大型商業施設などにも出店しています。でも、それだけで課金をして、採算を取ろうとするビジネスモデルには違和感があります。
 
 文化的な施設や自然のある公園などは、それ自体は利益を生み出さなくてもエリア全体への集客効果があります。デジタル技術を使った遊び場は、一般的な公園とは異なる感動、子どもの人生に大きな影響を与えるような感動を与えることができます。
 
 こういった遊び場も文化施設や公園と同じように位置付けるべきだと思いますね。その遊び場が話題となって子どもが行きたがれば、遊び場単体で採算が取れなくても、ファミリーでの集客などシャワー効果が見込めるはずです」
 
 ライゾマティクスアーキテクチャーは、平成29(2017)年3月から5月にかけて、東京・六本木のミッドタウンで開催された「江戸富士」のプロジェクトに参加。芝生広場に設けられた高さ6mの富士山に、データヴィジュアライゼーションで空間を演出したインスタレーション「3,776: the digital anatomy ~富士山の解剖学~」を制作。設置された17本の縦長のディスプレイには、富士山で計測される実際のデータを視覚化して、表示した。このように、ライゾマティクスの活動の幅は都市の公共空間へも広がりをみせているのである。
 

写真提供:㈱ライゾマティクス

 
 齋藤氏は自身の関心をこう語ってくれた。
 
「僕自身は今後も『場所づくり』には積極的に関わっていきたいですね。デジタルな遊び場も含めて文化的な要素を持った施設がきちんと機能する街のコンセプトとコンテンツを作り、一過性で消えないような場所づくりに関わることには非常に関心があります」
 
 建築を学んだ後に広告の領域に足を踏み入れた齋藤氏は、企業プロモーションの案件を数多く手がける一方で、商業施設のサインやサイネージなど都市の構成要素についても携わってきた。今回のArchitecture部門の明確化によって、都市開発プロジェクトへの参画はさらに勢いづき、斎藤氏の考える都市のあり方が具体化していくはずだ。ライゾマティクスArchitectureが現在手がけている案件は平成32(2020)年前後をめどに完成していく予定だ。

               

 
 
 
   

齋藤精一氏(㈱ライゾマティクス代表取締役社長、Rhizomatiks Architecture代表)
昭和50(1975)年神奈川生まれ。建築デザインをコロンビア大学建築学科(MSAAD)で学び、平成12(2000)年からニューヨークで活動を開始。平成15(2003)年の帰国後、フリーランスのクリエイティブとして活躍したのち、平成18(2006)年7月に㈱ライゾマティクスを設立。建築で培ったロジカルな思考をベースに、アート・コマーシャルの領域で立体・インタラクティブの作品を多数作り続けている。
https://architecture.rhizomatiks.com

 
 
 

 メディア技術の研究開発、作品制作とミュージアムでの発表、そして広告やエンターテイメントなどクライアントワークへの応用。この一連の流れを自ら確立したライゾマティクスは、世界的な評価を勝ち得るまでになった。だが、その歩みを知れば知るほど、ライゾマティクスは未だ進化の途上にあり、その独創性と技術力によって我々に未知の空間表現を提示してくれるはずだと予感させるのだ。
 
 にぎわい空間研究所では、今後もライゾマティクスの活動に注目し、これから登場するプロジェクトについても研究を深めていく予定だ。
 
 
 
 
  

                 







 

Rhizomatiks(ライゾマティクス)平成18(2006)年7月設立。Webから空間におけるインタラクティブ・デザインまで、幅広いメディアをカバーする 高い技術力と表現力を併せ持つ組織。アーティストのほか、ハードウェア/ソフトウェアのエンジニア、デザイナーやプランナーなど、幅広い分野のスペシャリストが在籍し、メディアアートで培った知見と高い技術力・企画力をエンターテインメントや広告といった多分野において展開。プランニングから制作までフルスタックで手がけ、海外においてもその名を知られる数少ないプロダクションである。アルスエレクトロニカ、文化庁メディア芸術祭、カンヌライオンズ国際クリエイティビティ・フェスティバルなど受賞歴多数。 https://rhizomatiks.com